カラワン工業団地 開発拡張について

2021年10月12日 PT KARAWANG TATABINA INDUSTRIAL ESTATE (本社:カラワン県、President Director:山口  真)は、ジャカルタ郊外で開発・運営するカラワン工業団地(ジャカルタ、Karawang International Industrial City、以下「KIIC」)において、新たに隣接の約105haの開発用地(販売面積:約70ha)を追加取得し、造成工事に着手しました。 KIICは、ジャカルタ中心部から東へ60kmに位置し、総合商社 伊藤忠商事と大手財閥であるシナルマスグループとの合弁会社として1992年に事業を開始、開発済総面積約1,400haに日系企業を中心に約170社に入居頂いております。 KIICの特長として、日系設計会社によるインフラ設計と、日系ゼネコンによる施工により施工上の品質を確保しており、洪水対策においては、経験豊富な日本人土木技術者の監督の下、年々変化する気象条件に合わせて、雨水排水設計の見直しを定期的に実施しております。また、国営電力会社と優先供給契約による2方向から団地内に電力引き込み、全入居企業様の2週間分のニーズに対応可能な自前の貯水池を構えており、安定した電気・工業用水供給を実現しております。このような良質なインフラ提供に加え、セキュリティ・工場運営に有益な情報提供等のソフトサービス面でのサポートにも注力し、30年に亘り質の高い工業団地運営に努めて参りました。 また、入居企業様と共同で、近隣住民の雇用促進、奨学金等の寄付、災害援助などを通じて地域社会との共生を図ると共に、街路灯のLED化、給水施設電源の太陽光利用など環境対策にも力を入れております。これらの取組が評価され、過去にはインドネシア工業省から最優秀工業団地賞を受賞しております。 当該エリアでは、これまで販売先の中心であった日系企業に加え、昨今インドネシアにおけるプレゼンスを増している中国・韓国系企業への販売も強化しております。また上述の安定したインフラ提供ができる強みを生かし、オペレーションリスクに敏感な業種(データセンター等)への販売にも注力しております。造成工事は2023年上半期に全体完工予定ですが、造成の進捗に応じ、最短での工場着工は2022年第一四半期から可能です。 KIICでは、これまで培ってきたノウハウを活用し、工業用地の拡張のみならず、物流倉庫、コンテナデポを含めた産業用不動産の開発を進めると共に、両株主の多岐分野に渡る取扱い商品・サービスを総合的に活用する事で、入居企業様に対しより有益なソリューション提案を行っていく所存です。
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